住宅建築でよく見かけるのは主に木造住宅がほとんどですが、最近ではRC住宅が増えてきています。
ここではRC住宅の特徴や、いいところを紹介いたします。
建物の骨組みに用いられる収容材料のコンクリートは圧縮力に強く、引張力に弱くなっています。
反対に内部の鉄筋が引張力に強くなっており、強固な建物をつくります。
また、鉄筋はサビに弱いため、アルカリ性であるコンクリートで被覆することで、お互いが欠点をカバーしあう構造です。
RC住宅 ３つのメリット
１．耐震性能が優れている
上記のとおり、コンクリートが圧縮力、鉄筋が引張力にそれぞれ強く、あらゆる方向からの外力に対して強くなっており、地震に対して高い強度を備えています。
建物自体の重量が大きくなるため、木造住宅に比べて揺れは大きくなるものの、圧倒的に倒壊しにくくなります。
２．遮音性能が優れている
建物外部からの音エネルギーを、外壁コンクリートが遮断するため、遮音性能に優れます。
外からの音に加え、部屋どおしの隣関係の音はもちろん、上下階の音も遮断するため、快適な住まいを得ることができます。
３．耐火性能が優れている。
主要材料であるコンクリート自身が不燃材料のため、全体として火に強い建物となり、安全性が高くなります。
しかし、建物重量が大きいため、木造に比べて強固な地盤が必要になったり、費用が高くなったりします。